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【会長ブログ　「経営の勘所」　第５回】 

                                ❖汚れ役なくして変革なし！

　                    如何にやるかと言う手法（Ｈｏｗ）が大切なことは言うまでもないが、
                      何をやらねばならないかと言う目的（Ｗｈａｔ）がいま最も重要である。

          マネジメントとリーダーシップ　“言葉の比較”

  
   変革の方向付けは、言うは易く行うは難しである。何故なら、方向付けること自体簡単ではないが、それよりも、多くの人は現状維持を好み現在のやり方や文化を変えたがらないからである。ＤｉＳＣ®特性で見てもＳ（安定）つまり安定志向型が多いこと、抵抗勢力が必ずあること、しかも、多くの経営幹部は『汚れ役』を嫌うからである。

従業員、或いは部下との利害関係を持ちたがらない、厳しいことを言えない、やれない、嫌われたくないのである。所謂『おいしい役』をやりたがるのである。人に好かれて変革、改革なんて出来るわけはない。逃げる人は役員も管理者も返上すべき、と考える。

       
                             ❖「汚れ役」のための心構え12か条

             １． 悪条件下での改革である。良い条件下での改革はない

２． 負の遺産をいつまでも抱え込むな

３． しかし、反対派と傍観者が必ず存在する

４． 回りは現状維持を好み自己防衛に走る

５． 今、現状を壊せる汚れ役が求められている

６． リーダーは覚悟が必要、決心することである

７． リーダーは先ず、自分を変えよ

８． 一人では出来ない。賛同者を一人ずつ増やせ

９． 核心から外れてはならない。重点志向せよ

１０． 時は待ってはくれない。しかし、あせるな

１１． 一口ずつ食べよ。すぐ出来ることから始めよ

１２． 物事は徹底せよ。大切なことは集中力である

　　
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