【会長ブログ 「経営の勘所」 第15回】
❖今さら聞けない「コーチング」とは何だ?(第5章)
株式会社日本マネジメント協会東部 会長 大内 光郎
2.承認とは
承認とは、部下を認める、感謝することである。つまり、人間尊重である。
承認することにより部下を効果的に動機づけできる。
部下だって、オイと呼ばれるよりも名前を呼ばれた方が、気分がいいはずだし、オイ山田よりも山田さん(君)の方がいいに決まっている。
また、朝夕などの挨拶がなければ、腹が立つのである。情報やアイデアを貰ったり何か手伝ってもらったりしたら、感謝の気持ちを伝えるべきだし‥。こう考えると承認スキルは特別、コーチングと言わなくたって、社会人として当たりまえのことばかりである。
仕事の出来映えについても、良いとかダメだとか評価を伝える際の基本ルールとしては、誉めてから否定することがコツでもある。特に、部下は、結果評価はもとより、プロセス(経過)評価を気にするものである。
部下と何かを約束したらスピーディに約束を果たす、これも大事なことである。
「○○さんに作ってもらった資料みんな喜んでいたよ」「○○さんのおかげで助かった」などのように、I、We、Youを入れることもコツである。
3.質問スキル
1)部下を成長させる質問は、■拡大質問 ■肯定質問 ■未来質問
2)チャンクダウン(言葉をほぐすこと)の活用
相手の『言葉の塊を具体的な言葉にほぐし深掘りする』ことが秘訣である。そうすることによって対話のつながりが出来るし、より具体的に考なければ答えられないので、考える習慣が身につくのである。
What、Why、Howの拡大質問を使う。
例① 部下 「研修から戻りました」
上司A 「ごくろうさん…。それよりも、例の件、急いでくれよ!』
例② 部下 「研修から戻りました」
上司B 「お疲れさま。どうだった?」
部下 「はい。勉強になりました」
上司B 「良かったね。どんな点が勉強になったの?」
部下 「はい。○○が勉強になりました」
上司B 「ほう○○ね。私に少し教えてくれないかな?」
3)ポジティブな質問が効果的
否定質問(○○さん、どうしてうまくいかないのだね?)
肯定質問(○〇さん、どうしたらうまくいくと思う?)
過去質問(○○さん、どうしてそのようにやらなかったのだね?)
未来質問(○○さん、どうしたらそのようにやれると思う?)
【会長ブログ 「経営の勘所」 第15回】
❖今さら聞けない「コーチング」とは何だ?(第5章)
株式会社日本マネジメント協会東部 会長 大内 光郎
2.承認とは
承認とは、部下を認める、感謝することである。つまり、人間尊重である。
承認することにより部下を効果的に動機づけできる。
部下だって、オイと呼ばれるよりも名前を呼ばれた方が、気分がいいはずだし、オイ山田よりも山田さん(君)の方がいいに決まっている。
また、朝夕などの挨拶がなければ、腹が立つのである。情報やアイデアを貰ったり何か手伝ってもらったりしたら、感謝の気持ちを伝えるべきだし‥。こう考えると承認スキルは特別、コーチングと言わなくたって、社会人として当たりまえのことばかりである。
仕事の出来映えについても、良いとかダメだとか評価を伝える際の基本ルールとしては、誉めてから否定することがコツでもある。特に、部下は、結果評価はもとより、プロセス(経過)評価を気にするものである。
部下と何かを約束したらスピーディに約束を果たす、これも大事なことである。
「○○さんに作ってもらった資料みんな喜んでいたよ」「○○さんのおかげで助かった」などのように、I、We、Youを入れることもコツである。
3.質問スキル
1)部下を成長させる質問は、■拡大質問 ■肯定質問 ■未来質問
2)チャンクダウン(言葉をほぐすこと)の活用
相手の『言葉の塊を具体的な言葉にほぐし深掘りする』ことが秘訣である。そうすることによって対話のつながりが出来るし、より具体的に考なければ答えられないので、考える習慣が身につくのである。
What、Why、Howの拡大質問を使う。
例① 部下 「研修から戻りました」
上司A 「ごくろうさん…。それよりも、例の件、急いでくれよ!』
例② 部下 「研修から戻りました」
上司B 「お疲れさま。どうだった?」
部下 「はい。勉強になりました」
上司B 「良かったね。どんな点が勉強になったの?」
部下 「はい。○○が勉強になりました」
上司B 「ほう○○ね。私に少し教えてくれないかな?」
3)ポジティブな質問が効果的
否定質問(○○さん、どうしてうまくいかないのだね?)
肯定質問(○〇さん、どうしたらうまくいくと思う?)
過去質問(○○さん、どうしてそのようにやらなかったのだね?)
未来質問(○○さん、どうしたらそのようにやれると思う?)